発達障害の隔世遺伝についての最新の見解をご存じでしょうか?
2017/02/26

ついに完成しました!!E-BOOK「発達障害を克服して幸福になる法則」
発達障害と隔世遺伝
まず、隔世遺伝とは何かですが、これは「祖先の形質が、一世もしくは数世のうちに発現すること」です。
そして発達障害は隔世遺伝するのか、という問題ですが、実はまだ詳しく解明されていません。
特に自閉症に関する原因解明は研究途上なのです。
しかし、遺伝要素は確実にあります。
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というのも、自閉症の血縁者には自閉症の人がかなり高い割合で存在する、というデータがあるからです。
また、筆者も専門医に尋ねてみたところ、「遺伝要素はある。」と言われました。(親子、兄弟で発達障害を発症しているケースが多いのはこのためでしょう。)
そのため、隔世遺伝も大いにあり得ます。
現に筆者の両親は健常者ですが、祖母には発達障害の傾向がありましたし、知り合いの発達障害者でも、同じような人が数人います。
発達障害は、隔世遺伝も直接遺伝もあり得ることを頭に入れておいたほうがいいでしょう。
発達障害者の外見と周囲の理解
発達障害は見た目の特徴が無いので、一見すると分かりません。
ただ、その症状が行動として現れます。
例えばADHDの人は、落ち着きがなく動き回る、不注意により服装が乱れている、などでアスペルガーの人は手を動かす癖があったり周囲の目を気にしないために、変わった服装をしている、などです。
そのため、「しっかりしていない人」、や「変わった人」というレッテルを貼られるだけで理解を得られないことが多いです。
本人としても周囲に公表しづらいので、なかなか正しい理解に到達することはないでしょう。
大変ですがそのことで困っているなら「見えない障害バッチ」 や「ハートプラスマーク」を身につけ、障害を示してみてはどうでしょうか。
近年徐々に認知度が高くなっているので、役に立つかもしれません。
発達障害者支援法の改正
先日、十年ぶりに発達障害者法が改正されました。
改正前と改正後では何が違うかと言うと、従来は発達障害者に対する支援が義務ではなく理念で、勿論罰則等もありませんでしたが、改正後は支援を各都道府県の義務として定めました。
例えば、小中学校には発達障害児に対する個別的な指導を義務づけました。(というのも、発達障害の症状が千差万別だからです。)
改正後も十分とは言えない内容の法律ですが、少しは状況が改善されるでしょう。
そしてさらなる支援強化を目指してほしいところです。
発達障害者の人間関係について
発達障害者は、正直に言って人を選んで人間関係を築いたほうがいいと思います。
というのも、発達障害は、なかなか理解を得られない障害である上、「障害」というレッテルに偏見を持っている人も多いからです。
なので、ちゃんとした倫理観を備えている人には発達障害を公表し、理解をしてもらった上で付き合っていく、というスタイルがオススメです。
筆者は仲の良い友人と信用できる人にしか公表していませんが、その人たちには私を理解してくれており、時に配慮もしてくれます。
そのように自分で選んだ人間関係の中では深い付き合いをします。
それ以外の人とは、表面上のお付き合いしかしません。
理解の無い人といても傷つき疲れるだけだからです。
また、必死に障害を隠すために取り繕なければならないのでかなり窮屈な思いもするからです。
深入りしないで接しよう、と割り切ってお付き合いをしています。
筆者の人付き合いの仕方には賛否両論あるかと思いますが、人間関係で疲れた人は試してみてはいかがでしょうか?
今より楽になるかもしれません。
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