自閉症やアスペルガー症候群の人は、なぜ絵の才能があるのでしょう?
2017/03/04

ついに完成しました!!E-BOOK「発達障害を克服して幸福になる法則」
自閉症と絵の才能
自閉症やアスペルガー症候群の人は、視覚思考が強いと言われています。
そのため、芸術の分野で成功する人もいます。
アスペルガーの提唱者ハンス・アスペルガーが、「科学や芸術の分野で成功するには、多少の自閉的要素が欠かせないと思われる。」と言い残しているほどです。
ただこれも個人差があり、絵ではなく文章を書くのが得意な人や、絶対音感があり音楽に秀でた人もいます。
いずれにせよ、脳機能の偏りがこのような才能を生み出すのでしょう。
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発達障害の人は、できないことに目を向けて悲観的になっている人が多いですが、自分の秀でた能力を愛し生かすことができれば、幸せな人生が送れるかもしれません。
受動型アスペルガーの特徴
受動型アスペルガーはアスペルガーの中で一番定型発達と見分けがつきにくい、と言われています。
何故なら、周りに合わせて行動することが出来るからです。
しかし、アスペルガー特有の能力もばらつきはありますし、こだわりの強さも変わりません。
そのような特性を持っているのに周りに合わせて行動しているので、かなりのストレスがかかっている可能性があります。
また、相手から話しかけないと関わろうとしない面があり、「大人しい」「何を考えているか分からない」といった印象を持たれやすいです。
かくいう筆者も、人といるときは意識しないと会話することを忘れがちです。
なので、このタイプのアスペルガーの人は、他人といるときは会話を意識し、一人でいる時は普段人に合わせることで生じるストレスを解消するようにしたら良いのではないでしょうか。
発達障害者向けのソーシャルスキルトレーニング
ソーシャルスキルトレーニング(通称SST)は、アスペルガー症候群の人など、対人関係を苦手としている人に、空気の読み方や暗黙のルールを教えたりする訓練のことです。
子供は学校生活を送るのに、大人は職場などの人間関係への対策として有効です。
こちらのサイトでもソーシャルスキルトレーニングを受けることができます。
対人関係で躓いてる人は、利用してみてはいかがでしょうか?
発達障害者に気づくことの大切さ
発達障害の大人は、頑張っても他人と同じことができず、「やる気がない。」「人の話を聞いていない。」などど誤解され、ひどい扱いを受け苦しんでいる場合が多いです。
特に診断が出ていない場合は、本人は自分の努力が足りないせいだと思い込み、さらに努力をしては酷い扱いを受ける…というサイクルに陥っている場合もあります。
特性のために社会に適応できずに、引きこもりになる人もいます。
障害に気づかない、ということは、本当に致命的なのです。
ではどうすればいいか?
テストや検査を受け、診断をもらうことが重要です。
そうすれば、自分の特性が理解でき、対処法もわかりますし、適切な支援を受けることもできます。
しかし、発達障害は中々自分で気づくことはできません。
他人や専門家の目に止まり始めて気づくことがほとんどです。
なので、自分に少しでも違和感を感じたら、カウンセラーや病院をあたることがオススメです。
気後れする行動かもしれませんが、障害に気づかないで過ごすほうがよっぽど良くないのではないでしょうか?
発達障害に関する諸相談はこちらのサイトでも受け付けているので、お気軽にお問い合わせください。
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