あなたの不器用さは、発達性協調運動障害が原因かも?!(症状、特徴、診断、治療法のまとめ)

      2017/03/04

発達性協調運動障害症状治療法

ついに完成しました!!E-BOOK「発達障害を克服して幸福になる法則」

投稿者;hiroto

1.発達性協調性運動障害の症状、特徴について

発達性協調運動障害をご存知でしょうか?

 

発達障害の類型の1つですが、ADHDや自閉症スペクトラムなどと違って、知名度が高くなくあまり世間に知れ渡っていない印象があります。

 

周りに著しく運動音痴な人や、歩く、指先を使うなどの動きがぎこちない人はいませんか?

 

もしかしたら発達性協調運動障害かもしれません。

 

特徴や症状についてまとめています。

 

発達性協調運動障害は手足や目を同時に使う粗大運動、手先を使う微細運動が著しく不器用な障害です。

 

同年代よりうまくこなせかったり、とても時間がかかってしまいます。

 

粗大運動とは、縄跳び、歩く、走る、自転車に乗る、泳ぐなど主に運動全般のことを指します。

微細運動とは、手先の動きのことで、はさみを使う、ヒモ結び、ボタンをとめる、字を書くなどがあります

 

発達性協調運動障害の人は、この粗大運動や微細運動のどちらか、あるいは両方とも極端に苦手で、動きがぎこちないです。

 

主に幼少期から発症します。

 

子供の頃の主な症状としては、

 

  • ひもが結べないorとても時間がかかる
  • 結んだひもをほどけない
  • 消しゴムを使うと紙が破れる
  • 文字がマスからはみ出す
  • 縄跳びが出来ない
  • 歩くときふらつく
  • 箸が適切に使えない
  • のりを使うと手がべたべたになる
  • ボールを投げるとあさっての方向へ行く
  • 平坦な場所でも転ぶ
  • ボタンを掛けるのが苦手
  • 言葉で不明瞭で滑舌が悪い

 

などがあります。

 

図工や体育、音楽の授業が苦手で、体育の場合、チームワークを要求される球技などで足を引っ張ってしまい人間関係が悪くなるといった、本来楽しみであるはずの授業が苦痛の時間になってしまった人もいるようです。

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ADHDや自閉症スペクトラム障害など他の発達障害と併発することもあります。

 

ADHDの子供で半分近くが併発しているようです。

 

また大人になっても症状が残る人もいます。

 

症状は子供の頃と大して変わりません。

 

ある程度、脳が成長してくることによって出来ることが増えていき、症状が軽減されてくるかもしれませんが、いまだに線がまっすぐ引けない、はさみなどの刃物でまっすぐ切れない、結ぶのが相変わらず苦手で、てこずるなど症状そのものは消えることがありません。

 

 

 

2.発達性協調性運動障害は、どのように診断するの?

運動音痴のイラスト

幼少期の頃から歩く、箸を使う、字を書くなど日常での動作が稚拙なので、そこから親が違和感を感じて、病院で診察してもらい判明することもあります。

 

ですが、発達障害を診断できる医師はまだまだ数少ない現状です。

 

まして発達性協調運動障害ならさらに少なくなります。

 

医師でも「問題ない」「ちょっと不器用なだけ」「もう少し様子を見ましょう」など異常がないと判断することがあります。

 

 

名が知れ渡っていないのも問題です。

 

当事者からすれば生活に支障が出るほどの大問題なのですが、知名度がいまひとつで、理解されません。

正直なところ、診断は期待できません。

 

 

診断の際、参考になりそうな基準があるので載せておきます。

 

DSM-IV-TR

 

A.運動の協調が必要な日常の活動における行為が、その人の生活年齢や測定された知能に応じて期待されるものより十分に下手である。

 

これは運動発達の里程標の著明な遅れ(例:歩くこと、這うこと、座ること)、物を落とすこと、“不器用”、スポーツが下手、書字が下手、などで明らかになるかもしれない。

 

 

B.基準Aの障害が学業成績や日常の活動を著明に妨害している。

 

C.この障害は一般身体疾患(例:脳性麻痺、片麻痺、筋ジストロフィー)によるものではなく、広汎性発達障害の基準を満たすものでもない。

 

D.精神遅滞が存在する場合、運動の困難は通常それに伴うものより過剰である。

 

 

運動や手作業が極端なほど不器用であり、日常生活に支障が出るほど困っていて、それが他の病気と関連がない場合、発達性協調運動障害の疑いがあります。

 

 

 

チェックリストのようなものが存在しませんので、発達障害を診断できる病院に行ってみるほかありません。

大人だと発達性協調運動障害の診断が下りる確率は低めです。

 

 

 

3.発達性協調運動障害の治療について

多趣味・器用貧乏のイラスト

感覚統合プログラム

コミュニケーションをとったり、運動する、文字を書く、遊ぶなどの私たちが何気なくしている行動は脳が外から入ってくる色々な感覚の情報をまとめたり整理することで出来ます。

 

発達障害者はこの感覚統合がうまく出来ていません。

 

感覚過敏や感覚鈍麻が典型的です。

 

遊びや運動、手先を使った訓練などで脳に刺激を与え、色々な感覚を働かせて感覚機能を発達させる治療法です。

 

 

運動の訓練

 

  • 音楽に合わせて歩く、踊るなどの運動
  • ジャングルジム
  • 高い所からジャンプする
  • ねんど遊び
  • 砂遊び(作ってから壊す)

 

バランスボールでバランスを取るのも良い訓練になるようです。

 

  • はさみなどを使った手先の訓練

 

しかしご覧の通り主に子供向けの治療法です。

 

脳が未発達で柔らかい子供の内から色々な感覚を働かせることで治りも早くなるのでは思っています。

 

大人の治療法は確立されていません。

 

 

発達性協調運動障害は薬物療法もあり、なんとADHDの治療薬(ストラテラ、コンサータ)が運動機能の改善に効果があるそうです。

ADHDと併発する人が全体の半分近くまでいるので、ADHDを治療すれば良くなっていくのもかもしれません。

 

 

発達障害のお悩みを解決したい方はこちらからどうぞ

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<参考サイト>

 

ハートクリニック:発達性協調運動障害

マイノリティ雑貨店:発達性協調運動障害の苦しさって困る割に知られていない気がする

 

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