大人の学習障害を自己診断するには?!(症状、特徴、検査方法のまとめ)

      2017/02/26

学習障害大人

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1.学習障害とは?

小学校に入るまで見過ごされる障害

学習障害とは一体どんなものでしょうか?

 

学習障害は

(話す)(聞く)(計算、推論する)(読み書き)のいずれかが

著しく苦手な障害です。

 

全てが苦手なわけではなく、読むことが出来るけど計算が苦手。

話すことが出来るけど、文字が書けないなど

ある特定の分野に偏ります。

 

読み書きが両方とも出来ないなど

複数の症状が併発することもあります。

 

この障害は先天的に発症します。

幼少期では読み書き計算等の勉強をしないため

小学校に入り、本格的に勉強しだす時期までほぼ見過ごされます。

 

学習障害は知的障害ではないため、見過ごされやすいです。

たとえば言葉が書けなかったり、計算が出来なくても

ただ苦手なだけだろうと発見が遅れることがあります。

早い時期に気づかず大人になってから診断が下るケースもあります。

 

大人になっても症状は残るため

社会生活に支障を及ぼすことがあります。

 

 

学習障害のタイプ別症状

学習障害も症状は色々です。

タイプ別に見ていきましょう。

 

識字障害(ディスレクシア)
 

文字を読むことが困難な障害です。

文字が読めないということは、同時に書くことも難しいことが多いため

症状が併発しており、読み書き障害とも言われています。

 

  • 文字が二重に見える。
  • 本を読んでいるとどこを読んでいるのか分からなくなる。
  • 逆さに読んでしまう。
  • 文字が黒いかたまりに見える。

 

 

書字障害(ディスグラフィア)
文字を書くことが困難な障害です。

文字は読めても書くことが出来ない場合、書字障害に分類されます。

 

  • 黒板の文字を書き写すことが出来ない。
  • 鏡文字を書いてしまう。
  • 書き間違いが多い。
  • 文字を書くと大きさや形がばらばらになる。

 

 

算数障害(ディスカリキュリア)
算数の勉強で必要な、計算や

図形やグラフなどの問題を考えて答えを解くのが苦手な障害です。

 

  • 簡単な計算が出来ない(指を使わないと出来ない)。
  • 繰り上がり、繰り下がりが理解できない。
  • 図形やグラフの問題が理解できない。
  • 数字や記号を認識できない、理解できない。

 

文字が読めない識字障害。

文字が書けない書字障害。

算数全般が苦手な算数障害。

 

この3つのタイプがあります。

 

定義上ではこの3タイプですが

話す、聞くのが苦手で

言葉を理解できても、話すことがまとまらなかったり

聞いたことを理解しづらいなどのタイプもあります。

 

 

2.大人の学習障害の症状、特徴について

学習障害は生まれつきの障害です。

テーマ1で挙げた症状は、主に子供のうちに発症するものです。

中学、高校と学習を積み重ねるにつれ、少しずつ脳が発達していき、

日常生活で、読み書きや計算などに至っては

ある程度困らずになんとかなるレベルまでには症状が和らいでいきます。

 

しかしそれでも、症状は残ります。

社会生活に支障をおよぼすことも多々あります。

 

 

仕事が出来ない

大人の学習障害は

仕事の覚えが悪い、会社の業務やルールを覚えるのが苦手、

仕事の段取りが悪い、言われたことが理解できないなどがあります。

 

読み書きが出来ないなど、子供のうちから継続している症状もあります。

 

症状によってはADHDや自閉症スペクトラムともかぶるため

学習障害と診断されず、誤診される場合もあります。

ADHDや自閉症スペクトラムと診断されるのですが

そこまで、不注意なミスを連発したり、空気が読めないわけではないです。

しかし何か違和感があり、他の人と同じようなことが出来ない、

他の人と違うことがあります。

 

本人からしてみれば、真面目に仕事をしているのだけれど

なかなか仕事が出来ない、早く終わらせることが出来ないわけです。

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周囲の人から見ると

やる気がない、怠けているなど思われてしまい

白い目で見られたり、厳しい言葉を投げかけられることもあります。

 

仕事が出来なかったり遅いため、職場で浮いた存在になってしまいます。

 

コミュニケーションが苦手

学習障害の人の中には

自分の考えを伝える、相手の言いたいことを理解するなどの

コミュニケーションが苦手な人もいます

 

話すのが苦手な場合、

  • 接客や営業などの仕事で臨機応変な応対が出来ずフリーズしたりしてしまいます。
  • 言いたいことがあるのに、頭の中で考えがまとまらない、言葉につまるなどがあります。
  • あれそれなどの(こそあど言葉)も多用します。

 

自分の考え、言いたいことを

うまく言葉に出来ないため

人と接することに不安や苦手意識を覚える人も出ています。

 

聞くのが苦手な場合、

  • お客や上司に言われたことがなかなか理解出来なくて、行動に移せない。
  • 聞いたことをすぐ忘れてしまい、聞きなおして怒られたり不信にさせてしまいます
  • その場では理解しても、なかなかその通りに実行できないなどもあります

こうしたミスを繰り返すうちに、どんどん落ち込んでしまったり

不安になっていきます。

 

 

3.大人の学習障害の診断、検査方法とは?

 大人の学習障害を診断する方法として

知能検査があります。

 

発達障害でよく用いられるWAISや

田中ビネー知能検査V(ファイブ)などがあります。

 

◆WAIS-Ⅲ

成人の発達障害でよく用いられる検査です。

臨床心理士と一対一で行い

言語性IQと動作性IQ、全検査IQの3つのIQを調べます。

 

検査内容は、パズルを解く、簡単な計算問題などの

脳トレのような内容がメインです。

 

発達障害があると、能力が偏りアンバランスになりがちなため

言語性IQと動作性IQの2つのIQの差が開くことが多いです。

この差が15以上開くと、発達障害の確率がかなり高くなります。

 

時間は2時間程度

費用は無料~2万円程度です。

 

個人のクリニックなどは高めで

ある程度の規模のところは安めです。

 

◆田中ビネー知能検査V(ファイブ)

知能指数や発達度合いを調べる検査で、2歳から成人まで

幅広く適応出来ます。

14歳未満と14歳以上で受ける検査が違います。

14歳以上だと精神年齢を検査せず、

偏差IQ(一般に呼ばれるIQとは異なるものですが、説明が難しいので

省略します)のみを計ります。

 

14歳以上の測定では、

知能の領域が「結晶性」「流動性」「記録」「論理推理」の4分野に分けられています。

この4つの項目を検査するわけですね。

時間は1時間~1時間半程度で終わります。

 

費用は1万円程度です。

検査を受ける病院や症状により異なりますので問い合わせてみて下さい。

 

 

4.大人の学習障害の自己診断チェックリストの紹介

 大人の学習障害を自己診断出来るサイトは全くと言っていいほど出てきません。

ということはおそらく、大人の学習障害を

セルフチェック出来るリストは存在してないのでしょう。

 

発達障害の2大柱ADHDと自閉症スペクトラムの影に隠れて

知名度がいまいちなのかもしれません。

 

しかし学習障害の1つの症状、ディスレクシア(文字を読むのが困難な障害)か

どうかを診断できるサイトが1つありました。記事下部の参考サイトをご覧ください。

 

このサイトでは大人のディスレクシアについてのチェックリストや

1920年代、学習障害が発見される前の

学習障害の疑いがある人たちの特徴が的確で詳しく載っています。

 

ディスレクシアのことを知るのに最適なサイトです。

 

このサイトのチェックリストを抜粋します。

 

はいかいいえで答えてください。

 

  1. 読むのが遅い。
  2. 学校では読み方を学ぶのに苦労した。
  3. 文章は2~3回読まないと意味が分からない。
  4. 音読は好きではない。
  5. 読んだり書いたりすると字が抜けたり、入れ替わったりする、または勝手に字を足してしまう。
  6. 見直しをしてもまだ誤字がある。
  7. 長い音節の単語の読み方が分からないことがある。
  8. 長い本や小説より、雑誌や短い記事の方が好きだ。
  9. 外国語を学ぶのに非常に苦労した。
  10. 大量に読まなければならない授業や課題を避けがちだ。

 

7問以上、はいと答えた人はディスレクシアの可能性が高いです。

 

疑いがある人は

3の文部科学省の事実上チェックリストになっているリストで診断してみてください。

 

このサイトはディスレクシアについて詳しく載っていますので

疑いがある人は、チェックしてみて下さい。

 

発達障害のお悩みを解決したい方はこちらからどうぞ

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参考サイト

ディスレクシアのチェックリスト

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