発達障害があっても働きたい!~事務職で働きぬく方法とミスへの対策~

ついに完成しました!!E-BOOK「発達障害を克服して幸福になる法則」
大人の「発達障害」が現在、増え続けていることはご存じでしょうか?
私も「ADHD」と「双極性障害」があります。
けど、どうしても改善できないことがありまして、仕事の「速さ」や「優先順位」を決められないってことです。
私の仕事は、介護福祉士ですが、「チーム」で動くことがとても苦手で、「人間関係の構築」ができないので、どうしても「一匹狼」のように見られてしまいます。
私の話は置いといて、発達障害の方が仕事をしていくにはどうしたらいいのか?
そして、周りの人たちはどう支えていけばいいのかについてまとめていきたいと思っています。
いろいろなテーマでいろいろ語っていきたいと思っています。
発達障害者が事務職でしてしまうミスとは?!
今回は「発達障害の方が事務職に就いたら?」というテーマでお送りしたいと思います。
特に女性の方に人気のある「事務職」。
パソコンの仕事から始まり、電話応対、その他請求書作成や書類作成など、様々な仕事がありますが、発達障害の方が事務職になってしまうと「当たり前の仕事」がほかの方より「劣る」ケースがあります。
例えば、電話応対で「相手の名前が聞き取れない」とか、「対応に困って、言わなくてもいいことを言ってしまう」、機械などには精通しているのですが、ポイントポイントでミスを犯していたりと、「情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程」という「ワーキングメモリー」というものが、発達障害の方はとても苦手なのです。
特に営業事務などの仕事になると、自分でも提案をしないといけない部分も出てくるため、発達障害の方が「営業アシスタント」などになってしまうと、取引先や周りのスタッフに迷惑をかけることも多かれ少なかれあります。
事務職でのミスを減らすにはどうしたらいい?
発達障害の方が事務職についてミスを減らすことと言ったら、それは周りのサポートが必要になります。
先輩、同僚、上司によく話を聞いて、わからなくなってしまったら「何度でも」構わないので、「話を聞くこと」です。
そして、どのような順番で仕事したらいいかを確認し、ひとつひとつゆっくりでいいので攻略することです。
カミングアウトしたほうが?と思う方もいるかもしれませんが、発達障害があることを言わなくてもいいと思います。
「ちょっと、仕事が遅いので」、「ちょっと順番がわからない」、「どう対応したらいいかわからない」と性格であることにして、周りをむしろ「こっちのペース」に乗せてしまうような感じになるように、普段から人間関係を作っておくことだと思います。
発達障害者に向いている職業『事務補助』の仕事内容とは?!
いろいろと情報を集めてみましたが、一般事務の「補助的作業」という仕事は、ハローワークに行って、障害者枠の採用の窓口で相談してみると、いろいろあるようです。
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でも、実際に求人を見てみると、「障害者手帳」を持っていることが前提になっています。
ここで問題があります!
私は、「双極性障害」で「精神障害者手帳3級」を取得しているので、何の問題もなく、障害者枠の窓口へ行けるのですが、発達障害が果たして、どこまで「精神障害者」として判断されるかどうかは疑問が残ります。
精神障害者手帳の審査をするのは、都道府県です。
各都道府県には「精神保健センター」といって、精神障害者にかかわる相談や助言をしていただける機関があります。
発達障害が「精神障害者」にあたるかどうかを確認し、それから障害者枠で働くということを選択されたほうがよいかと思います。
発達障害は「障害者手帳が取れない?!」
発達障害で日常生活に支障が出ている方もいると思います。
精神科で治療を受けている方もいると思います。
私は今年、3回目の障害者手帳の更新になります。
2回目の更新の際、精神科の主治医に聞いたところ、「難しい」と言われました。
主治医は結局、手帳用の診断書には「躁うつ病」とは書きましたが、「ADHD」のことは一切書いていなかったのです。
そこを突っ込んで聞いてみたのですが、結果、「難しい」とのことでした。
おそらく今回の診断書にも発達障害があることは書かないでしょう。
発達障害が原因で「2次症状」として、例えばうつ病の症状がある、統合失調症の症状があるという部分があれば、おそらく書いてくれると思うのですが、たぶん、主治医によって異なりますが、「主たる病気」を「うつ病」や「統合失調症」として書いて、発達障害が隠される可能性は大いに考えられます。
よく、主治医さんと相談して、「障害者手帳の申請」については慎重に話し合う必要があるかと思います。
経験上、私は「隠れ発達障害者」になってしまいました。
精神障害者手帳を取るには?
まず、市役所に行って、障害者手帳用の診断書をもらいます。
そして、かかりつけ医がいる病院で診断書(有料になりますので、事前に金額を聞いておきましょう)を書いてもらいます。
市役所の「障害者福祉課」に行って、申請をします。
だいたい、手帳の結果が出るのに3か月から半年かかるようです。
結果の通知が市役所から届いたら、市役所に行って手帳をもらいます。(更新の方は前の手帳を市役所に渡して回収です)
手帳は3級から1級まであります。一番自立が3級、重度で1級です。
手帳を持つメリットは、「まず、障害者になった」という自覚とその他のサービスが付随してくるということです。
精神障害者手帳の取得者の多い等級は2級です。
私は3級なので、「とりあえず障害者ね」って感じでしょうか?
これは東京都の場合の障害者手帳を持っている場合ですが、所得税と住民税が等級に応じて控除されます。
毎年、年末調整で紙を書くことがありますが、そこに障害者控除の欄がありますので、そこに本人のところに〇をつけて、精神障害者手帳の等級と番号を記入します。
ただ、会社にも税務署にも「カミングアウト」することになりますので、慎重に検討してくださいね。
あとは都営地下鉄やバス、タクシーなどで割引になることもあります。
都道府県、各市町村によってサービスが異なりますので、よくお話を聞いてから申請してくださいね。
6.まとめ~私の場合~
あなたには「ADHD」がありますねと言われたのは、数年前です。
確かに「仕事は鈍い」、「余計なことを言って、相手を怒らす」、「人間関係を自ら壊しに行く」、「優先順位がつけられず、どこから手をつけていいかわからない」という症状でした。
ストラテラカプセルを処方され、落ち着かせようとしましたが、見事に失敗。
最近は、「仕事の量は増やしてもこなせない」という症状が出ています。
計画もろくに「立てられない」という状態だったので、最近は同居人がパソコンで「予定表」を作ってもらい、それに基づいた行動をするように主治医と決めてやっています。
発達障害にもいろいろ症状がありますよね?
興味のあることしか没頭しない「アスペルガー障害」とか。
発達障害は、生まれ持った性格とマッチしてしまうので、自分でも嫌になることがありますが、「それも私の個性」と思うようにして、発達障害とは「友達」になろうかと思って、毎日を過ごしています。
その人の「捉え方」によって発達障害も「よくなったり」、「わるくなったり」します。
まずは、発達障害がある自分がどんな自分であるのかをよく見直して、「私はこうなんだ」という自覚を持って、毎日を過ごすほうが楽になると思います。
まずは、「発達障害がある自分」と向き合って、「どんな自分になりたいか?」を考えて、「自己実現」ができるようにしていくことをおすすめします。
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